06/13/19
PwCグローバルネットワークのStrategy&は、世界の上場企業における時価総額の上位2,500社を対象に、CEOの承継について19年目となる年次調査をまとめました。今回および過去19年間の調査から次のような傾向が明らかとなりました。
【グローバル全体の特徴】
【日本企業の特徴】
日本企業に関し、いくつかの顕著な傾向が見られました。
Strategy&の組織・変革・リーダーシップのプラクティスリーダーであるパー・オーラ・カールソン(Per-Ola Karlsson)は、「長期在任CEOからの承継は、明らかに困難な挑戦です。長期在任CEOの後継者は、前任の伝説的なCEOや、同等の他のCEOに比べても、株主へのリターンも低く、解任される確率も顕著に高くなっています」と述べています。
日本におけるStrategy&のリーダーである三井健次は、主に日本企業のCEOの特徴的なデータについて、「日本企業はグローバルに比べて多様性が低いということが調査結果から分かります。各企業が目指すべき方向や競争環境によって異なるものの、変化が激しくさまざまな顧客への対応が求められる今日のマーケットにおいて、多様性を有することの重要性はこれまでになく高まっていることは明らかです」と述べています。
調査の概要については、以下の「2018年 世界の上場企業上位2,500社に対するCEO承継調査結果概要」(全27ページ)をご覧ください。