Akiko Karaki
唐木 明子

唐木 明子 の経歴

  • 東京大学法学部卒業、コロンビア大学ロースクール修了(LL.M)。
  • 外資証券会社にて社内弁護士として東京・ニューヨークで勤務。
    米系戦略コンサルティングファーム、金融機関を経てStrategy&に参画。

 

戦略コンサルティング・ファームで、コンサルタントという仕事に携わり始めて、気付けばそれなりの年数が経った。前職が、外資系金融機関の社内弁護士というちょっと分野の違う仕事をしていただけに、転身はそれなりに大きく、大変ではあったが、それでも今もこの仕事を続けていられるのはこの仕事が楽しいと感じるからである。私の場合、大切にしたいと感じる三つの要素が揃ったのがこの仕事であり、ここではその三つをご紹介したいと思う。

まず、よく言われることであるが、広くて高い視野が求められること。時には逆に苦しいものでもあるが、プロジェクトにおいてはクライアントの企業のトップや非常に優秀な経営幹部の方々と直接議論することができる。定められた枠組みの中で何かを解くのではなく、枠組みから規定することが求められる。今のところ、クライアント企業や、同僚から学ばせていただくことが多いばかりではあるが、時にお互いに触発しあい、「インスパイア」しあうことができる場面もあり、その感覚は一度味わうとなかなかやめられない。

次に、常に新しい課題と向き合うことが求められること。人間には色々なタイプがあると思う。一つのことを30年、40年一筋にやり続けて非常に良い仕事をする人もいる。逆に自分はと振り返ると、なかなか物事が続かない。同じことをやり続けるとすぐに飽きてしまう一方、新しいことはコツをつかむまでには苦労する。ところが、この仕事は仕事の進め方は共通化してはいるものの、その他は常に新しいことが求められる。今まであったものであれば、あえて戦略コンサルティング・ファームに依頼などしないのである。ということで、正々堂々と、常に新しい業界、事業、機能に取り組むことができる。

最後に、チームで働く仕事であること。これまた色々なタイプの人間があると思うが、私は他人の考えに刺激されてやる気になったり、考えが進んだり、自分の考えがまとまったり、他人の存在を常に必要とするタイプである。どのような仕事も人との接点は必ずあるが、コンサルティングの仕事は、クライアントとの接点に加えて自社もチームで働き、人との接点が非常に多い。お互いに補い合ったり、インプットしあったり、時間のやりくりをしたり助け合うことも多い。どうやったら、個々人の力を足しただけではなく、お互いに刺激しあってチームが最大限の力を発揮できるか、考えながら働くのも楽しいものである。